無痛分娩とは

無痛分娩のイメージ写真

無痛分娩とは、麻酔を使用し分娩時の痛みを軽減する分娩方法です。痛みに弱い方、陣痛に不安がある方におすすめしています。また、分娩時の痛みが軽減することで、疲労が少なく、産後の回復が早くなるという場合もあります。当院は、無痛分娩推奨クリニック、JALA無痛分娩施設登録済みです。無痛分娩を検討している方、ご希望の方はご相談ください。

具体的な当院での無痛分娩は、硬膜外無痛分娩であり、背骨にある硬膜外腔に細い管を入れ、そこから麻酔薬などを注入します。徐々に痛みは軽減していきます。無痛という名前が付けられていますが、まったくの無痛・無感覚というわけではなく、陣痛時のお腹の張りや赤ちゃんが移動する感覚は残ります。麻酔を注入しますが、硬膜外鎮痛法では意識ははっきりした状態で分娩に臨むことが出来ます。そのため分娩時にお母さまのいきむ感覚があるため、鉗子分娩や吸引分娩などの可能性を減らすことができます。

当院では、20年以上前から無痛分娩を行っております。無痛分娩の実施にあたり、充分注意の上、合併症などの防止をはかっています。

無痛分娩のメリット

  • 分娩時の痛みの軽減
  • 分娩時の体力消耗が少ない
  • 分娩後の早期の体力回復
  • 陣痛に対する不安や恐怖が和らぐ
  • 外陰部や膣の縫合の場合の痛みが軽くなる
  • 立ち合い分娩時に落ち着いた状態でいれる

無痛分娩のデメリット

  • 分娩時間の長時間化
  • 発熱がみられる場合もある
  • 陣痛促進剤の投与量の増加の可能性
  • 吸引分娩が必要になる場合もある
  • 麻酔の効果が不十分な場合がある
  • 稀に排尿障害や神経麻痺が生じることもある